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古民家再生
 古民家のリフォームには、豊富な経験と知識が必要です。
 古材を活かしつつ、強度も向上させなければなりません。
 単に傷んだ箇所を取り替えたり覆い隠すのではなく、床下から天井まで見直し、現代の生活スタイルに合った形に改造するのが古民家のリフォームであると言えましょう。
 以下に、簡単ですが私どものリフォーム工事の手順を紹介します。
解体工事と間取りの変更

  まず解体工事から入ります。ここで、「ワァー」と声が響く場合がほとんどです。白蟻です。特に水回りには、白蟻が多く住んでいます。
 床下に白蟻が入っている場合は、束・お引きを交換すればいいが、天井の上・棚に入っている場合はやっかいです。ちなみに、この白アリは「大和白蟻」と言います。
 解体しながら、必要に応じて間取りを変更します。
 6帖・8帖・リビングを12帖に変えることができます。
 柱を取り、棚を入れて補強。これで柱は取れます。
 このようにして、間取りを変えて行きます。
床工事
写真3  解体・柱を取り、棚入れも終わると、いよいよ施工の始まりです。
 現代の住宅はベタ基礎だが、築50年程までの家は土間になっています。特に、陥没して道よりも低くなっている例があります。そういう場合は、まさ土を入れ、天圧機をかけて固めます。
 その後、白蟻予防の液を噴霧器で吹きつけ、湿気防止のシートを張り、床下換気扇を取り付けます。
 さらに、予算がある方は竹炭とかを入れてやるといいでしょう。床上の仕上がりよりもこの床下の方に予算をかけるべきです。床下をおろそかにすると、家がいたみが早くなります。

 次に束石を「すえ」お引き・束・建てに入ります。
 束は、プラスチックの束を使います。
 プラスチックの束は充分な強度があり、万一床下が下がった場合にも上げ下げができます。
 また、プラ束は白蟻に食べられることがありません。

 プラ束をお引き、根太をお引き、また白蟻材を塗ります。
 大工にとっても白蟻は天敵で、特に家の回りに田や川がある家は要注意です。  白蟻駆除の専門業者に頼めば、結構大きな金額になりますが、保証がついて来ます。作業は私どもがするのとさほど変わりはありませんが、専門業者に頼むのことも選択肢のひとつでしょう。

写真4すてばり工法  さて、次に床工事に入ります。私どもは、仕上げ材(フロアー)の下にコンパネを張ります。コンパネを張ると床の踏み心地が全然違います。そんなに違わないだろうと思う方は一度自社が施工した現場で確認してみて下さい。
 家を人間にたとえたら、床は足腰です。大事なこととは思いませんか?




写真5すてばり工法1 写真8じか張り工法
浴室
 浴室に行きましょう。
 ユニットバス・オリジナル風呂のどちらでも施工可能です。
 まずは、ゆったりと足が伸ばせる浴槽がお勧めです。
 一日の疲れが、充分にとれるお風呂にしましょう。

写真6   写真7
トイレ・キッチン
写真9  生活する上で、何と言っても重要なのが、キッチンとトイレです。
 キッチンが大きくきれいになれば、毎日料理が楽しくなります。
 子どもが小さい方は、対面キッチンとかはいかがですか?
 トイレはやはり、広く清潔なものにしましょう。

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内装工事と採光
 内装は、一般的にはクロスですが、木の香りと木の温もりに包まれた家がお勧めです。毎日家が恋しくなります。
 また、古家は暗い家が多いですよね。
 私どもは太陽の光がたくさん入るよう、光に現風景をアレンジします。

写真11 写真12
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中古住宅について(小部屋を大部屋に)
  1  さて、古民家のリフォームについて見て来ましたが、古民家というほど古くはない築30年から60年の中古住宅について少し触れておきたいと思います。
 何故かと言いますと、ちょうど30年位前に建てた団塊の世代の方たちの家が傷み始めているからです。
 人生を支えてきてくれた家を、壊すのではなく新築のように蘇らせることができたら、どんなにいいことでしょう。
 また、この時期に建てられた家は、小部屋に分かれていて使いづらいはずです。傷んだ箇所のリフォームと同時に、最新のマンションなどで採用されている大きなリビングに間取りを変更してはいかがでしょうか。
 例えば6帖・8帖の和室を12帖のリビングに変えると、生活空間が劇的に変わることでしょう。大きなテレビやソファーも置くことができるようになります。
 なお、中古住宅には、白蟻の被害や手抜き工事がよく見られます。
 みなさんが住んでいる家も、床の下など目に見えない部分から白アリが発生している可能性があります。
 白蟻が入った柱は交換及び補強しなければなりませんし、6帖・8帖のリビングを12帖に変える際には、柱を取り、大きな桁を入れる必要があります。
 住宅の強度の違いは直ぐには分かりませんが、数年後、確実に現れて来ます。
 私どもは、そういう目に見えない部分を特に気遣い、施工していくように心がけています。
その他の施工例
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